こんにちは!あゆ(@aym_prism)です。
一般的にWebライターとは、SEO記事を書くSEOライターを指すことが多いと思います。
しかしライターを目指す人の中には、エッセイやインタビュー記事など、SEO記事以外のライティングに興味がある方も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、SEO記事以外の文章を書くための文章力の鍛え方や勉強法についてご紹介します。
わたし自身はSEO記事を書くことが多いですが、これまでエッセイやインタビュー記事、起業家さんのnote、個人経営のお店のホームページに掲載する文章、商品の記事広告など、さまざまな文章を書いてきました。
SEO記事を含め、いろいろなライティングに対応できるライターでありたいので、今も絶賛勉強中です。同じように考える方の参考になればうれしいです。
Webライター=SEOライター?
インターネット上の記事の多くはSEO記事です。そのためWebライター=SEOライターという認識が強いのではないかと思います。
SEOライターはクライアントからの需要が大きく、参入ハードルも低いため、副業としても注目を集める人気の仕事です。
とはいえ、インターネット上にはSEO記事以外の記事もたくさんあります。
語り手の想いを伝えるインタビュー記事、書き手の体験や思想を自由に綴ったエッセイ、意見や考えをまとめたコラムなど。
ライターのなかには特定のジャンルのライティングスキルを極めて記事を書く人もいれば、仕事によってさまざまなライティングスキルを使い分ける人もいます。
自分がなりたいライター像や書きたい文章にもよりますが、さまざまなライティングスキルを身につけることで仕事の幅が広がるでしょう。
表現力や共感力を磨く文章力の鍛え方・ライティングの勉強法
SEO記事は、SEOライティングの知識やテクニックを身につければ書くことができます。センスや表現力よりも、読者にとってわかりやすい記事であることが重要です。
SEOの勉強法は以下の記事も参考にしてください。
一方、エッセイやコラムを書くには、文章力だけでなく読者を引き込む工夫や文章に感情を乗せるための表現力なども必要です。
インタビュー記事の場合は取材力も求められます。
ここでは、インタビュー記事やエッセイなど感情を乗せる文章を書くためのライティングスキルの勉強法や文章力の磨き方をご紹介します。
文章をたくさん読む
まず、良い文章を書くためには良い文章をたくさん読むことが大切です。
そもそも「良い文章ってなんだ?」という話ですが、どんな文章を良いと思うかは人それぞれでしょう。
ベストセラー小説を読んでもまったく心に響かないこともあれば、普通の人の日記を読んで涙があふれてくることもありますよね。
小説でもエッセイでもインターネットの記事でも、できるだけたくさんの文章を読む習慣をつけて、自分が素敵だと思える文章に多く出会うことが大切だと思います。
良い文章を音読・写経する
自分が「こんな文章が書けるようになりたい」「素敵な文章だな」と思える文章に出会えたら、声に出して読んでみてください。
音にして聴くことで文章のリズムを体感でき、より深く文章を味わうことができます。
また、文章を書き写す「写経」もおすすめ。
実際に手を動かしてノートや紙に書き写すのがより効果的ですが、時間がないときはパソコンでタイピングしても構いません。
句読点や漢字の使い方など、黙読だけでは気づけない細かい表現やリズムを体感できます。
できれば、写経した後にその文章がどのような構成で書かれているか、どこが素敵だと思ったのかなど、自分なりに分析してみてください。
より効果的な文章力アップのトレーニングになります。
音読や写経を習慣にすることで、良い文章の構成や表現が体に染み込んでいきます。
なかなか良い文章に出会えない人のために、個人的に好きな本や文章も紹介します。
『とるにたらないものもの』/江國香織
江國香織さんのエッセイ集。輪ゴムやりぼんなど、一つひとつは本当になんてことない日常にあるものたちなのですが、江國香織さんならではの視点と表現がとても素敵で何度も読み返したくなる文章です。
塩谷舞さんのnote『視点』
文筆家の塩谷舞さんがnoteで執筆しているエッセイ。塩谷さんならではの視点で暮らしや社会のことが綴られていて、はっとさせられます。
『視点』の記事を中心に加筆修正して書籍にまとめられた『ここじゃない世界に行きたかった』もおすすめです。
古賀史健さんのnote
ベストセラー『嫌われる勇気』の著者でライターの古賀史健さんのnote。日々の暮らしや仕事の中で気づいたこと、考えたことなどが毎日更新されています。
とても読みやすくわかりやすい文章も魅力です。
ライティングの本を読む
伝わる文章の書き方を体系的に学ぶには、ライティングの本を読むのがおすすめです。
実際にわたしが読んで良かった本を紹介します。
『書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』/いしかわゆき
書く習慣を身につけるための考え方や書き方を学べる本。
文章力を鍛える前にそもそも書くことが好きでなければ、書き続けることは苦しいと思います。うまく書けずに悩んでいる人や何を書いていいかわからない人はぜひ読んでみてください。
『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』/古賀史健
良い文章を書くための考え方を1から学べる本。取材やインタビューをしたい人には特におすすめの一冊です。
ライティング講座や教材で勉強する
ライティング講座や教材は、お金を払ってでもしっかり学びたい人におすすめです。
ライティングは無料で学べることもたくさんありますが、無料だとどうしても甘えが生まれてしまい、挫折もしやすいです。
講座や教材は金銭的な負担はありますが、そのぶん「元を取らねば!」というやる気につながります。
「絶対に文章を仕事にしたい!」という強い想いのある人は、ぜひ自分に合った講座や教材を探してみてください。
わたしが実際に学んで良かった講座や教材を紹介します。
女性向けキャリアスクール『SHElikes(シーライクス)』
SHElikes(シーライクス)のライターコースでは、インタビューライティング、SEOライティング、エッセイライティングを学ぶことができます。
ひとつの講座でさまざまなジャンルのライティングを基礎から学べるのでおすすめです。
他にもWebデザインやWebマーケティングなど、30種類以上の講座が受け放題。「デザインもできるライター」「マーケティングもわかるライター」「カメラもできるライター」のような複数のスキルを持ったライターを目指すことも可能です。
塩谷舞さんの『エッセイストの文章講座』
先ほど文章力の鍛え方で好きな文章としても紹介した塩谷舞さんのnoteですが、メンバーシップ限定記事では不定期で「エッセイストの文章講座」なるものが更新されています。
これまで数多くのエッセイやコラムを書かれてきた塩谷さんの手の内を知れる貴重な文章講座で、役に立つテクニックやノウハウが詰め込まれている(しかも月額500円で読める!)ので、とてもおすすめです。
インターネットでコンテンツを作りたい人には『「記憶に残るインターネットの使い方」54記事おまとめパック』もおすすめ。古い記事ですが、インターネットの使い方の本質的なところは変わらないのでとても勉強になります。
noteでコラムやエッセイを書く
ライティングスキルを伸ばしたければ、実際にコラムやエッセイを書いてnoteで公開しましょう。
ブログでも良いのですが、個人的な日記や、感情的、いわゆるエモい文章などはnoteのほうが読まれやすい気がします。
noteには「スキ」や「フォロー」の機能があるので、どんな文章が共感されやすいか、読んでもらいやすいのかなどを知るきっかけにもなります。
note上でエッセイや小説を募集するコンテストが開催されていることもあるので、応募してみるのも◎
友達にインタビューして記事を書く
「インタビュー記事を書いてみたい!」と思っても、未経験でいきなりインタビューの仕事に挑戦するのは難しいですよね。
そんなときは、友達に取材させてもらってインタビュー記事を書いてみるのがおすすめです。
インタビューはやってみないとわからないことばかりです。
実際に取材してみるとスムーズに話を進められなかったり、いざ書こうとしても記事の構成がうまく組み立てられなかったりすることも。
友達や周りの仲間に協力してもらい、練習を重ねることが上達への近道だと思います。
そして記事が書けたら、noteやブログで公開して誰かに読んでもらいましょう。
いくつか記事が書けたら、完成した記事をポートフォリオにして営業することもできます。
わたしも取材はまったくの未経験だったので、友達にお願いしてインタビューさせてもらい、何本かインタビュー記事を書きました。
幅広いライティングスキルを身につけて活躍できるライターを目指そう!
一口に「ライター」といっても執筆ジャンルや文章のスタイル、働き方もさまざま。
いろいろな文章や書き手に出会い、「こんな文章が書けるようになりたい」「こんなライターになりたい」とロールモデルを見つけることも大切だと思います。
自分が心から素敵だなと思える文章や書き手に出会い、理想のライターに近づけるように文章力を磨き続けていきましょう。