こんにちは!あゆ(@aym_prism)です。
とうとう来てしまいましたね、確定申告シーズンが……。
わたしは去年会社を退職してフリーランスになったので、今回がはじめての確定申告。
いろいろ準備が必要なのはわかっていたのですが、「近くなったら考えよ~」と現実から逃げ続けているうちに、気づいたら2月になっていました。ちーん。
そんなわけで半泣きになりながらも、「マネーフォワード クラウド確定申告(MFクラウド確定申告)」を使ってとりあえず形にはなった(ような気がする)ので、はじめての確定申告について書いておきます。
確定申告とは?
確定申告は1年間の売上や経費、保険料など諸々を計算して、納めるべき税金を申告する手続きです。
会社員の場合は、社員の税金の計算から納税まで会社が代わりにやってくれます。
しかし、自営業やフリーランスはすべて自分でしなければいけません。
確定申告は税金を払うだけでなく、払いすぎた税金を返してもらうためにも必要な手続きです。
確定申告をせずにほうっておくと税金を払いすぎてしまう可能性もあるので、面倒でも必ず申告しましょう。
はじめての確定申告をするわたしの状況
わたしは今年、人生ではじめて確定申告をすることになりました。状況はざっとこんな感じです。
- 去年会社を退職したフリーランス1年目(源泉徴収票は退職時にもらった)
- 今まで1度も確定申告をしたことがない
- 退職後は国保と国民年金に加入
- 業務委託で数社と契約中
- ゆるめに仕事を入れていたので開業届はまだ出していない(→白色申告)
- 日商簿記3級を大学生時代に取得(さっぱり覚えていないw)
- 前々職で経理と年末調整業務の経験あり(6~7年前……)
白色申告の時点で全然ダメなのはお察しかと思いますが、とりあえず今年はあきらめました。来年は青色申告できるようにがんばろうと思います。
青色申告と白色申告の違いについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
はじめての確定申告の流れ
- 確定申告について理解する
- 必要な書類を集める
- 会計ソフトに入力する→自動で申告書が完成!
- スマホで提出する
確定申告はこんな流れで進めていきます!意外と単純じゃないですか?
一番ややこしくて時間がかかるのが会計ソフトに入力する作業ですが、逆にそこさえできればあとはほぼ自動で完了します。するはず!(笑)
順番に詳しく解説します。
確定申告について理解する
まずはざっくりでいいので、税金の仕組みと確定申告で何をするのか理解しておきましょう。
これがわかっていないと早い段階で詰みます。
税金について理解するには『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(著:大河内薫、若林杏樹)という本がおすすめです。
「税金のことはさっぱりわからない!」という人にもわかるように漫画で丁寧に解説されているので、これを読めば確定申告のイメージがつかめるはず。
むしろこれ以上にわかりやすい本はないのでは?と思います。
本の著者、税理士の大河内先生のYouTubeもおすすめです。
必要な書類を集める
- 源泉徴収票(年の途中で退職した人や会社員で副業をしている人など給与収入がある場合)
- 売上分の請求書や支払調書
- 経費分のレシート、領収書、クレジットカードの明細
- 銀行口座の通帳
- 国民年金の控除証明書
- 国民健康保険料の支払通知
- マイナンバーカード
- 対象者のみ:生命保険料の控除証明書、寄付金領収書、住宅ローン残高証明書など
書類がない場合は取り寄せたり探したりするところからスタート。
わたしはとりあえずお金関係の書類は1つのファイルにまとめて放り込んでいたので、まずはファイルの中から発掘する作業から始めましたw
会計ソフトに入力する
会計ソフトの導入
確定申告をスムーズに行うには、会計ソフトを使うのが圧倒的におすすめです!
エクセルで集計できないこともないそうですが、初心者は会計ソフトに自動でやってもらったほうが早くて確実です。
会計ソフトは先ほど紹介した『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』でおすすめされていた「マネーフォワード クラウド確定申告(MFクラウド確定申告)」を使いました。
会計ソフトは「マネーフォワード クラウド(MFクラウド)」と「freee(フリー)」が人気で、どちらかを導入すればOKです。
わたしはマネーフォワードにしましたが、完全に簿記の知識ゼロで数字が苦手な人にはfreeeのほうがわかりやすいという声も聞きます。
どちらも1ヶ月の無料期間があるので、両方試してみて使いやすいほうを選んでもいいと思います。
会計ソフトがあれば、開業届や請求書も簡単に作成できます。
売上と経費を会計ソフトに入力
売上と経費を会計ソフト(マネーフォワード クラウド)にひたすら入力していきます。
簿記の知識がなくても感覚的に操作できるようになっているので、入力すべきことさえわかればそこまで難しくありませんでした。
銀行口座を連携すると、会計ソフトが自動で仕訳までやってくれるのでさらに簡単です。
件数が多いと入力作業が大変ですが、これさえできればほぼ終わりです!
会計ソフトの確定申告画面で申告書を作成
売上と経費の入力が終わったら、会計ソフトの確定申告作成画面で必要な情報を入力していきます。
源泉徴収票や生命保険料控除証明書などに記載の数字を、指定の場所に入力するだけ。
必要な情報をすべて入力できたら、確定申告書が自動で完成しています!
スマホで提出する
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン
マネーフォワード クラウド確定申告の場合は、まずは専用アプリをスマホにダウンロード。
マイナポータルやe-Taxと連携をしてマイナンバーカードを読み取ると、スマホで確定申告書の提出ができます。
画面に従って操作していたら、案外あっさり申告までできてびっくりしました。
ちゃんとできているのか若干不安なのですが、あとで追加や修正したい項目が出てきたら、3月15日までに出し直せば最後に提出した分を受理してもらえるようです。
はじめての確定申告についての疑問
はじめての確定申告で気になったことを調べたのでまとめておきます。
会社を辞めて働いていなくても確定申告は必要?
収入がない場合は、原則として確定申告の義務はありません。
しかし、確定申告をすることで会社で働いていた期間に納めた税金を取り戻せる可能性があります。
また、国民健康保険料や住民税が安くなる可能性もあるので、確定申告をすることをおすすめします。
赤字でも確定申告は必要?
赤字の場合も無収入の場合と同様に、払いすぎた税金が戻ってくる、国民健康保険料や住民税が安くなる可能性があるので、確定申告をするのがおすすめです。
はじめての確定申告を終えて
今年は確定申告をしなければいけないのはわかっていたので、ずっと「嫌だな〜」「めんどいな〜」と思っていました。
でもいざやってみたら意外とあっさり終わって、そこまで恐れることもなかったなと思います(笑)。
もちろん今回は白色申告かつ1年目で売上や経費の件数も少なかったからというのも大きいですが。
そしてほぼほぼ忘れているとはいえ、頭の片隅にうっすらある簿記の知識や経理の経験が多少は役に立った気がするのでよかったです。
最後に、はじめての確定申告にあってよかったものと反省点をまとめておきます。
- 税金の本(『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』)
- 税理士・大河内薫先生(@k_art_u)のYouTubeとブログ
- マネーフォワード クラウド確定申告(MFクラウド確定申告)
- マイナンバーカード(スマホ申告に必須)
ほぼほぼマネーフォワードにやってもらったと言っても過言ではないので、導入してよかったです。今後も使っていこうと思います。
そして大河内先生に頼りすぎw(ありがとうございます……!)
- こまめに帳簿をつけておけばよかった
- クレジットカードの明細や領収書は毎月ダウンロードしておけばよかった
- 請求書をきちんとまとめておけばよかった
- 収入を安定させて開業届を出しましょう
やることはシンプルなので、毎月きちんと帳簿をつけて書類を整理しておけば、来年はもっとスムーズにできるはず。がんばります……!
これから確定申告をする方もいるかもしれませんが、はじめてのわたしでもなんとかなったのできっと大丈夫です!
確定申告の期限は2023年3月15日(水)。早めに終わらせておきましょう~!