こんにちは!あゆ(@aym_prism)です。
今回はWebライターの案件の選び方についてご紹介します。
- なかなか案件が取れない…
- 良質な案件の探し方がわからない。
- 悪質なクライアントに引っかかりたくない!
とお悩みの初心者Webライターの方は多いのではないでしょうか。
わたしもWebライターを始めたばかりの頃は、なかなか案件が取れずとても悩みました。過去には悪条件の案件を引き受けてしまい、苦労したことも……。
しかし案件選びの基準を見直し、自分なりのルールを作って意識するようにしてからは、悪条件の案件を引き受けて消耗することはなくなりました。
そこでこの記事では、わたし自身が過去の失敗から学んだWebライターの良質な案件の選び方を詳しく解説します。悪質なクライアントや悪条件の案件の見極め方についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
初心者Webライターの良質な案件の選び方
わたしは約3年ほどWebライターをしています。これまでにさまざまな案件やクライアントを経験し、失敗や苦労もありました。
- 継続案件のWebメディアが突然閉鎖して契約終了
- クライアントからの返事が遅くなかなか納品完了できない
- 単価アップできると聞いて低単価で引き受けたら、実際は条件が厳しすぎる
などなど。
ここでは、そんなわたしの実体験を踏まえて、Webライターの良質な案件の選び方をご紹介します。以下のポイントを押さえれば、初心者でも案件選びに失敗しにくいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分に合った仕事の探し方は、以下の記事も参考にしてもらえるとうれしいです。
マニュアルがある案件を選ぶ
執筆に慣れないうちは、記事を1本書き上げるのにとても時間がかかってしまいます。文章の書き方や漢字の使い方にも迷うことが多いでしょう。
マニュアルが用意されている案件を選ぶと、初心者Webライターでもスムーズに執筆できるのでおすすめです。
クライアントにもよりますが、マニュアルには記事の書き方やリサーチの方法、漢字の使い方などが細かく書かれています。マニュアルに従って執筆すれば無駄な時間や労力を使わずに済み、自然に文章力も磨かれていきます。
マニュアル自体がライティングやSEOの勉強になることも多いので、じっくり読み込んで活用しましょう。
将来性・継続性のある案件を選ぶ
自分の実績になるか、次につながるかを考えてWebライターの案件を選ぶことをおすすめします。
たとえば、以下のような案件は実績にするには不十分で、今後の仕事にもつながりにくいでしょう。
- 超低単価の案件(文字単価0.5円未満)
- 単発・タスク案件
- 大量募集の案件
- 感想・レビュー・アンケートなど
将来性や継続性のない仕事に時間をかけるのはもったいないです。自分のためになる案件を探しましょう。
文字単価については以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
自分がスキルアップできる案件を選ぶ
Webライターの案件を選ぶときは、その仕事を通して自分がスキルアップできるかどうかを考えることが大切です。
初心者Webライター向けの低単価案件のなかには、商品レビューやドラマの感想などを100~200文字で書くような、あまりスキルを必要としない仕事もあります。
最初の数件は練習のつもりで簡単な案件を受けるのは構いません。しかし、そればかりをずっと続けるのはおすすめできません。簡単な仕事だけをこなしていてもスキルアップしにくく、単価も上がらないですからね。
「これからWebライターとして頑張っていきたい!」という想いがあるのなら、少しでも自分の学びになるテーマやスキルアップできる環境を選んでみてください。自分の知識やスキルを考慮し、難なくこなせそうな案件よりも、少し頑張ればできそうな案件にチャレンジするのがおすすめです。
自信がなくてもやってみたら意外とスムーズに書けたり、SEOの勉強になったりすることもあります。挑戦する気持ちを大切にして継続すれば、自然とスキルアップでき、単価も上がっていきますよ。
Webライターが信頼できるクライアントを見つけるためのチェックポイント
良質な案件の選び方を理解し、気になる案件を見つけたらすぐに応募したくなりますね。
しかし、応募する前に信頼できるクライアントかどうか確認するために、以下のことには気をつけてください。
評価・コメントを確認する
クラウドソーシングサイトには納品完了後に仕事を依頼した人とされた人がお互いに評価するシステムがあります。
クラウドソーシングサイトで案件に応募する前には、必ず発注者の評価とコメントを確認してください。
悪質なクライアントには低評価がついていることが多いです。少しでも気になる評価やコメントを見つけたら、避けたほうが無難でしょう。
Webライターが登録しておきたいクラウドソーシングサイト
テストライティングの報酬の有無を確認する
Webライターのスキルを確認するために、本採用の前にテストライティングが用意されているケースも多くあります。
テストライティングは実際の案件よりも低単価で依頼されるのが一般的です。とはいえ、無報酬でテストライティングをさせるクライアントには要注意です。
テストライティングとはいえ、Webライター側の労力は本案件とさほど変わりませんよね。ライターに無償で書かせた記事を公開して利用するという悪質なクライアントもいるので、注意してください。
単価アップの可能性を確認する
継続で執筆した場合に文字単価がアップする可能性があるかを確認しましょう。
仮に文字単価0.5円の案件でも「○記事以上書けば文字単価が上がる」と約束されていれば、挑戦する意味があると思います。しかし、何本書いてもずっと文字単価0.5円のままなら、時間と労力を消耗してしまうおそれがあります。別の案件を探したほうが良いでしょう。
作業範囲を確認する
Webライターの仕事は記事を書いて終わりとは限りません。記事執筆以外の画像選定やWordPress入稿なども作業内容に含まれている場合があります。
記事は書けたものの、画像選定や入稿に時間がかかり、結果的に報酬に見合わない作業量になってしまった……なんてこともあるかもしれません。事前に作業範囲を必ず確認しておきましょう。
初心者・主婦向け案件に注意する
「初心者にも優しく教えるので安心!」「主婦でもできる簡単な執筆作業です!」など、初心者や主婦向けを謳った案件には少し注意が必要です。
初心者Webライターを狙い、超低単価案件で買い叩く悪質なクライアントもいるからです。「初心者だから」と自分のスキルを安売りしないようにしてください。
初心者Webライターは注意!実際にあった悪質なクライアントの特徴
ここからはわたしが実際に出会ったことがあるあまり良くないクライアントの特徴をご紹介します。
以下のようなクライアントに出会ったら、一度立ち止まって本当に仕事を引き受けるべきか考えることをおすすめします。
依頼内容や指示があいまい
クライアントからの依頼内容がざっくりしすぎていたり、指示があいまいだったりすることがたまにあります。そのままなんとなく進めてしまうと、クライアントとライターの認識にズレが生まれ、希望に沿った記事が完成できないおそれがあります。
結果的にWebライター側に低い評価がつけられてしまったり、契約を打ち切られてしまったりすることも。わからないことをそのままにせず、きちんと確認することが大切です。
しかし、クライアント側に何度確認しても、あいまいな返答しかもらえないケースもあります。すり合わせや確認作業に時間と労力がかかり骨が折れるので、今後のやり取りに不安を感じたら早めにお断りするのもありだと思います。
連絡が遅い
スムーズに連絡が取れないクライアントには気をつけましょう。
質問をしてもなかなか返答がなかったり、納品しても「確認中です」とだけ言われなかなかOKがもらえなかったり……。最悪の場合は報酬がもらえないおそれもあります。
クラウドソーシングサイトを利用中の場合はサポートに相談するか、返信期限を設けて期限内に返事がなければキャンセルすることも検討しましょう。
メールの文章がおかしい・答えになっていない
質問をしても答えになっていない、はぐらかされるなど、話が通じないと感じるクライアントには注意してください。こうしたクライアントは依頼内容も何が言いたいのかよくわからないケースが多いです。
連絡や報酬にも不安を感じることになる可能性が高いので、早めに距離を置いたほうが無難です。
単価アップの条件が厳しすぎる
単価アップの条件が厳しすぎるクライアントも要注意です。
たとえば、「頑張り次第で単価アップできます!」と謳っていても、実際は「月20本以上納品」のような現実的ではない条件で、単価アップできないことも。
大量納品を単価アップの条件にしているクライアントには質より量を求められている感じがして、個人的にはあまりおすすめしません。
いきなり高単価を提示してくる
超低単価の案件は避けるべきですが、高単価すぎる案件にも裏があると思ったほうがいいでしょう。特に、初心者や実績の少ないWebライターにいきなり高単価案件を持ちかけてくるクライアントには注意してください。
うまい話には裏があるもので、商材の購入や外部サイトの会員登録が条件であるケースが少なくありません。
クラウドソーシングサイトの禁止行為になっていることもあるので、トラブルを避けるためにも単価だけを見て安易に引き受けないようにしましょう。
社会的に良いことをやっている(ように見える)
福祉やボランティア、子育て支援など社会的意義のあるメディアの仕事は、いわゆるやりがい搾取につながりやすいという側面もあります。
「良いことでは飯が食えない」社会自体を変えていかなければいけないと思います。ただ、現状は福祉やボランティアなどの領域のメディアは予算が十分にないことが多いです。ライターがボランティアで執筆していることも。
「お金をもらえなくても絶対に書きたい!」という強い気持ちがあれば構いません。しかし、福祉系の記事はさまざまな配慮やリサーチが必要で、一般的なSEO記事よりも執筆に時間と労力を要するでしょう。
Webライターの仕事に限った話ではありませんが、「人のためになるから」「社会的意義のある仕事だから」と無理をして続けても、自分の心や体が壊れてしまえば本末転倒です。自分の気持ちと収入と時間のバランスをとりながら、慎重に案件を選んでください。
悪質な案件からは早めに手を引き、ヘルシーにWebライターを続けよう!
初心者のうちは「せっかくもらえた案件だから」「仕事がなくなるよりはマシだろう」と思い、悪条件でも無理して継続してしまいがちです。わたしもそうでした。
しかしふりかえってみると、悪条件の案件に時間と労力を費やすよりも、もっと良質な案件を早く探すべきだったと思います。
少しでもクライアントとのやり取りに不安や違和感を覚えたり、条件が合わなかったりすれば、早めに手を引くことを考えても大丈夫!必ずもっと良い案件や自分に合ったクライアントさんにめぐりあえます。
わたしも素敵なお仕事や人に出会えるといいなと思いながら、これからも書き続けていきます。