こんにちは!あゆ(@aym_prism)です。
先日、初めて新型コロナウイルスに感染してしまい、自宅療養していました。
同居家族には高齢の祖母もいるので心配だったのですが、わたし以外の家族には感染することなく、療養期間を終えられたのでほっとしています。
そこでこの記事では、新型コロナウイルスに感染してしまったときの自宅療養期間中の過ごし方と家庭内感染を防ぐ方法をご紹介します。自分や家族がコロナに感染してしまったときの参考になればうれしいです。
新型コロナに感染したことがわかるまで
感染経路
感染経路は結婚して家を出ている妹からでした。妹がわたしが住む実家に来ていて、帰宅した次の日に発症し、抗原検査で陽性に。
妹の感染がわかってからは、我が家でもこまめにうがい、手洗い、家の中でもマスクをするなど感染対策をしていました。しかし、すでに体内にウイルスが入っていたようで、妹の発症から3日後にわたしも発症しました。
発症~抗原検査で陽性に
わたしの最初の症状は37.5℃前後の微熱と喉の違和感。
わたしが住む自治体では、医療機関を受診しなくても陽性判定が受けられる「陽性者登録センター」が設置されていたので、オンラインで抗原検査の申請をしました。
陽性者登録センターとは
咳や発熱などの症状があり、重症化リスクの低い人を対象に、抗原定性検査キットの入手から医師による確定診断までをオンラインで完結できるシステムです。
申請すると医療用の抗原検査キットが自宅に郵送され、自分で抗原検査をします。陽性の場合は、検査結果と身分証明書の写真を専用フォームから送信すると、保健所にデータが送られ陽性者判定が受けられます。
各自治体によって陽性者登録センターの有無や対象者などが異なるので、お住まいの自治体の情報を確認してください。
陽性者登録センターに申請した翌日に抗原検査キット(鼻に入れるやつ)が届き、検査をしたところ、やはり陽性に。発症日から10日間の自宅療養期間を過ごすことになりました。
症状が軽かったので病院は受診せず、市販薬や家にあった薬を飲んで自宅で過ごしました。
新型コロナの症状(軽症)と経過・対処法
療養期間中は毎日検温し健康観察をします。発症してからの症状と経過についてまとめておきます。
感染者(わたし):30代女性、基礎疾患なし、ワクチン3回接種済(ファイザー・ファイザー・モデルナ)
家族構成:わたし、父(ワクチン4回接種済)、母(ワクチン3回接種済)、祖母(ワクチン4回接種済)
1日目(妹が発症してから3日後)
体温:37.5℃前後
症状:エアコンにやられたときのような喉の違和感、生理痛のような腰痛
対策:家庭内感染対策(マスク着用、こまめな手洗い・消毒など)、祖母とは食事を分ける
2日目
体温:38.0℃前後
症状:喉の痛み、頭痛、倦怠感
対策:陽性者登録センターに抗原検査キットの申請、自主隔離開始・家庭内感染対策継続
服用した薬:カロナール(解熱剤)、ロキソニン(鎮痛剤)、トローチ
3日目(陽性判明)
体温:37.5℃前後
症状:喉の痛み、鼻水、咳、声がれ、頭痛、倦怠感
対策:抗原検査実施(陽性) → 陽性者登録、隔離・家庭内感染対策継続
服用した薬:ロキソニン(鎮痛剤)、ぺラックT錠(喉の薬)、浅田飴、トローチ
4日目
体温:37℃台前半
症状:喉の痛み、鼻水、咳、声がれ、倦怠感
対策:隔離・家庭内感染防止対策継続
服用した薬:ロキソニン(鎮痛剤)、ぺラックT錠(喉の薬)、南天のど飴
5日目
体温:36℃台後半(ほぼ平熱)
症状:喉の痛み、鼻水、咳、声がれ
対策:隔離・家庭内感染対策継続
服用した薬:南天のど飴
6~10日目(消化試合モード)
体温:36.5℃前後(平熱)
症状:喉の痛み、咳、声がれ
対策:隔離・家庭内感染対策継続
服用した薬:南天のど飴
わたしはかなり軽症の部類だったと思うので、体感としては「少し重めの風邪」という感じ。熱があまり出なかったので(最高でも38℃台前半)、起き上がれないほどではなかったのが良かったです。
ただ、急に吐き気がするほど咳き込んで苦しくなることがあり、それがいつ来るかわからないのがこわかったです。突然症状が変わるのが普通の風邪とは違う気がしました。咳止め系ののどあめ(浅田飴や南天のど飴など)が手放せませんでした。
療養期間(発症から10日間)を明けても軽い咳は1週間弱続きました。
新型コロナで自宅療養中に家庭内感染を防ぐ方法
自宅療養期間中に行った家庭内感染対策を詳しくご紹介します。
我が家では妹の感染がわかってから家庭内感染対策を徹底しました。結果的に感染したのはわたしだけにとどまり、他の家族には感染しなかったので、行った対策は一定の効果があったのかなと思います。
感染者をできるだけ隔離する
感染者(わたし)は自分の部屋にこもり、洗顔やトイレなどどうしても必要なとき以外は部屋から出ず過ごしました。家族との会話はドア越しかLINEで。
食事や食料は母が部屋の前に運んでくれ、食器は使い捨ての紙皿や紙コップを使用。母がいないときはゼリー飲料やカップ麺などを食べていました。
ゴミは自分の部屋の中でゴミ袋に入れました。
シャワーは2日に1回、家族がいない昼間に浴びていました。浴室を使ったあとは消毒&換気。シャワーを浴びない日は、からだふきシートで体を拭いて着替えました。
洗濯物は数日分まとめてビニール袋に入れておき、たまったらシャワーを浴びた後に自分で洗濯しました。
感染者の世話は1人にする
部屋から出られないので、母が食事や必要なものを運んだり、ゴミを回収したりしてくれました。
わたしが触れたものを回収する必要があるときは、プラスチック手袋を着用して直接触れないように。世話をしたあとはうがい、手洗い、手指の消毒をしてもらいました。
家の中でも全員マスクをする
わたしがトイレなどで部屋から出るときは必ずマスクを着用。感染していない家族もできるだけマスクを着用して過ごしました。
マスクは普段からKF94マスクを使っています。
WWW.QOO10.JP
共用スペースを分ける
我が家はトイレが2つあるので、1つをわたし専用にして他の家族が使わないようにしました。
洗面台やお風呂など1つしかない場所は、できるだけ家族が使う時間を避けて使い、使ったあとは消毒しました。
こまめに手洗い・うがい・消毒する
わたしも他の家族も、こまめに手洗い・うがいと手指消毒をしました。手を洗うときはハンドソープで爪や手首までしっかり洗うように。うがいはうがい薬を使い、コップは分けました。
部屋から出るときは除菌スプレーを片手に、ドアノブや洗面台など自分が触れたところを消毒してから部屋に戻りました。
こまめに換気をする
自分の部屋は常に窓を開けっぱなしにして換気。他の部屋もできるだけ窓を開けて、こまめに換気していました。
食器やタオルは使い捨てにする
わたしが使う食器は紙皿、紙コップ、割りばし、プラスチックスプーンなどすべて使い捨てに。手洗いや洗顔後のタオルはペーパータオルを使いました。
ゴミは密閉して捨てる
わたしが部屋の中で出したゴミは、すべて1つのゴミ袋にまとめました(他の家族のゴミと一緒にしない)。いっぱいになったら袋の口をしばって密閉し、部屋の前に出して母に回収してもらいました。
母が回収するときはプラスチック手袋を着用し、作業後は手洗い&手指消毒。
新型コロナで自宅療養中にあって良かったもの(軽症・同居家族ありの場合)
マスクや日用品以外に、自宅療養中にあって良かったものをご紹介します。
一人暮らしや家族全員感染した場合は身動きが取れなくなるので、あらかじめ備えておくと安心です。
薬
解熱鎮痛剤(カロナールやロキソニン)、喉の薬(ぺラックT錠)は症状緩和に役立ちました。
38℃台の熱があったときはカロナール、微熱で喉の痛みや頭痛がひどいときにはロキソニンやぺラックT錠を飲みました。
妹家族は熱が高かったらしく、カロナールも何度か使ったそうです。
のどあめ
キャンディ系ののどあめよりも、医薬品ののどあめ(浅田飴や南天のど飴)がおすすめです。のどあめが切れると急な咳き込みに襲われるので命綱でした。
インスタント食品(カップ麺・カロリーメイト・ゼリー飲料など)
すぐに食べられるものは最強。わたしは味覚に異常はなかったのでごはんは普通に食べられましたが、喉が痛いときはゼリー飲料に助けられました。
症状が軽くなってからは部屋に電気ケトルを持ち込んで、カップ麺やカップごはん(カレーメシとか)を食べていました。
ペットボトル飲料
飲み物は多めにあると良かったです。水分補給には経口補水液やスポーツドリンクが良いそうですが、わたしは味のある飲み物があまり好きではないので、ほぼお茶を飲んでいました。
使い捨ての食器
紙皿や紙コップ、割りばしなど使い捨ての食器はかなり活躍しました。
からだふきシート
シャワーは2日に1回にしていたので、からだふきシートがあると便利。
除菌スプレー
ドアノブや物を消毒する用と手指消毒用、各2本ずつ用意しておくのがおすすめ。感染者とそれ以外の家族が使う用で分けて使いました。
除菌できるウェットティッシュ
食事前に手を拭いたり、触れたところを除菌したりするのに使いました。シルコットのアルコールタイプを普段から愛用しています。
プラスチック手袋
感染者の世話をする人が、食事を運ぶときやゴミを回収するときに着用しました。100均やドラッグストアに売っているものでOK。
ペーパータオル
タオルの共用を避けるため、ペーパータオルがあると便利でした。顔も拭くのであまり硬くないものが良いかも。消毒するときのふき取りにも使えます。
動画配信サービス
必須ではありませんが、部屋から出られず暇なので動画配信サービスがあって良かったです。
本やゲームでも良いのですが、わたしは体力が落ちて頭を使うと結構疲れてしまったので、ぼーっと映画を観るくらいがちょうど良かったです。
動画配信サービスは1つ入っておくと何かと便利です。
- Amazon Prime Video(月額500円/プライム会員なら無料!作品数豊富)
- hulu(月額1,026円/ドラマやバラエティも充実)
- U-NEXT(月額2,189円/国内最多のコンテンツ数)
- dアニメストア(月額440円/アニメが充実)
- Netflix(月額990円~/海外の話題作も充実)
療養期間明けにやること:療養証明書の発行申請
会社への休業証明や生命保険の入院給付金の申請などに、療養証明書が必要になることがあります。自治体の案内に従って申請しましょう。
これを書いている2022年9月現在は、自宅療養でもみなし入院として生命保険の入院給付金の支払い対象となることが多いですが、今後は見直される予定です。
詳細は加入している保険会社の情報を確認してください。
療養証明書の申請方法
わたしの住むところでは、療養期間終了後にホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入。返信用封筒を同封して指定の宛先に申請書を郵送すると、後日自宅に届くという方式でした。発行までに1ヵ月ほどかかるそうです。
厚生労働省が提供する新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム「HER-SYS(ハーシス)」を使えば、オンラインで療養証明書がダウンロードできるようです。ただし、自治体によってはハーシスに対応していない場合もあります。
まとめ
今回わたしは新型コロナに感染してしまいましたが、幸いかなり軽症で済み、家庭内感染を防ぐことができました。今のところ目立った後遺症もありません。
それでもやっぱり数日間は咳や倦怠感に苦しみ、体力も落ちました。基礎疾患がある方や高齢の方が感染するとかなり危険だと思います。
また、家の中に感染者がいると家族全員が細心の注意を払って感染対策しなければならず、行動も制限されるので、精神的にも肉体的にもとても疲れます。
「感染しても大したことないだろう」と軽く見ている人もいるかもしれませんが、想像以上にいろいろなことが大変です。感染しないで済むならそれに越したことはありません!
今はいつどこで誰が感染してもおかしくない状況が続いています。いくら気をつけていても感染してしまうこともあるでしょう。だからこそ、日頃から基本的な感染対策は徹底しつつ、万が一感染してしまったときのために備えておくのが大切だと思いました。
それぞれの家庭の家族構成や家庭環境によって適切な感染対策があると思います。ここでご紹介した方法は一例として、参考にしていただければ幸いです。
わたしも引き続き気をつけて過ごしていきたいと思います!